院長挨拶

 

 この度神出病院院長に就任した土居と申します。

 当院では令和元年12月に、当院職員による患者様への虐待事件が発覚し、当院職員が逮捕され、裁判により実刑判決を受けました。 被害に遭われた患者様やご家族、地域の皆様方、各関係機関の皆様には、多大なるご迷惑、ご心配をおかけいたしました。心よりお詫び申し上げます。

 発覚当時、私も事件に関して強い憤りを感じました。そして入院中の患者様がその後どうされているのか、ご家族がどのような思いでおられるのか気になっていたところ、 患者様のため、神出病院の再生のため力を貸して欲しいとのお声掛けを様々な方々から頂きました。悩んだ末、精神科医療に関わる者の責任であろうと、この度の病院長就任に至った次第です。

 当院では、病院再生のためのロードマップを作成し、既に動き出しております。

キーワードとして大きく、
1. 良質な医療を提供する
2. 地域との連携を深める
3. 社会人、医療人として人権を尊重する
4. 違法行為を断固として許さない
を4つの柱と考えております。

 現在の精神科医療は、多職種連携によるチーム医療を核として様々な治療技術が進歩し、精神症状のみを治療するのではなく、生活機能の改善、外来から入院、退院支援、地域生活の支援まで、 切れ目なく社会とつながっています。精神科病院は医療や支援を提供するだけではなく、地域社会や行政、司法に開かれています。 精神科病院にはおのずと多角的に社会からの目が入り、それに耐えうるため医療者は知識や技術を習得するだけでなく、社会人として人権を尊重し、自らの行動に責任を持つ必要があります。 このことを踏まえ、職員一同が患者様やご家族のため、社会に貢献する病院を目指します。

 ご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。

神出病院  
院長 土居 正典